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【第73節】生姜ココアは高めの血圧を下げ心筋梗塞や脳梗塞を防ぎます!


 厚労省の「平成26年患者調査概況」によると、わが国の高血圧の患者数は約1,010万人です。
 死因別死亡率は、①がん(28.7%)、②心疾患(15.2%)、③肺炎(9.4%)、④脳血管疾患(8.7%)という順で、心疾患と脳血管疾患を合わせた心血管病(循環器病)で死亡する人は全体の23.9%となり、ほぼ4人に1人が心血管病で亡くなります。
 心血管病による死因の主なリスクファクター(危険因子)として、メタボリックシンドローム、動脈硬化、喫煙、運動不足などがあげられます。
 メタボリックシンドロームとは、腹囲が男性85cm、女性90cm以上で、かつ高血圧・高血糖・脂質異常の3つのうち2つ以上当てはまる場合をいいます。
 ここでは、生姜ココアが高血圧やその誘因となる動脈硬化をいかに予防するかについてお話ししたいと思います。
 高血圧や動脈硬化の原因として、塩分の過剰摂取や喫煙、過度のストレスなどがよく知られていますが、高血圧や動脈硬化を予防する食材については、緑黄色野菜とか、キノコとか、海藻とか、漠然としており、あまり知られていません。
 そこで、高血圧や動脈硬化を防ぐ飲み物として登場するのが「生姜ココア」です。
 まず、ココアに含まれるカカオポリフェノール(フラバノール)は血管の最内層(内皮細胞)において血管拡張物質の一酸化窒素(NO)を発生させ、かつ血管収縮物質のエンドセリン-1(ET-1)の発生を抑え、血管を広げる作用をします。
 純ココア1杯(4g)中には約200mgのカカオポリフェノールが含まれていますが、では純ココアを一日1杯、1週間とり続けると、血管がどのくらい拡張し、血圧がどのくらい下がるのでしょうか。
 イタリアでの人を対象とした研究(J Hypertens, 2015)では、純ココア一日1杯(カカオポリフェノール200mg)を1週間とり続けたところ、血管の拡張度を表す血流依存性血管拡張反応(FMD、正常値は6%以上)値が6.2から7.6%となり、エンドセリン-1(ET-1)が17.0から14.5(pg/ml)となりました。
 そして、右図のように、収縮期血圧(SBP)が124から119mmHgとなり、拡張期血圧(DBP)が76から73mmHgで、わずか1週間で血圧がそれぞれ5mmHg、3mmHg下がりました。
 このように、一日1杯の純ココアを1週間飲み続けるだけで、しっかり血管が広がり、確実に血圧が下がるのです。
 生姜にも血圧を下げる効果が報告されていますが、ここではココアと生姜による血管内壁をキレイにする効果と、生姜による血液をサラサラにする効果に注目したいと思います。
 一般に高血圧や高血糖ならびに脂質異常などのメタボ状態が続くと、レムナント様リポ蛋白(RLP)や小型LDLコレステロールといった劣化した過酸化脂質がマクロファージと呼ばれる白血球に食べられた後に"ゴミ"となり、血管の内側に「プラーク」と呼ばれる塊をつくるため、動脈硬化が進行します。
 善玉(HDL)コレステロールは血管壁にベタッーとついたプラークを取り除いてくれますが、その善玉コレステロールを増やしてくれる食材とは何でしょうか。
 それは純ココアやダークチョコレートに多く含まれているカカオポリフェノール(フラバノール)で、ドイツの人での研究(Br J Nutr, 2015)によると、善玉(HDL)コレステロールを増やし、悪玉(LDL)コレステロールを減らしてくれます。
 第54節でお話ししたように、生姜(主にショウガオール)は「血管の掃除屋」とも呼ばれる超善玉ホルモンの「アディポネクチン」の分泌量を増やして動脈硬化を防いでくれます。
 血液のサラサラ効果は血小板凝集阻害率で表されますが、台湾の人での研究(Am J Chin Med, 2006)によると、生姜の血小板凝集阻害率は約36%、低用量アスピリンは約37%でした。
 つまり、生姜は抗血小板薬の低用量アスピリンと同等の血液サラサラ効果を発揮することがわかりました。
 さらに降圧剤(カルシウム拮抗薬)による血小板凝集阻害率は約22%ですが、一緒に生姜をとると約76%にもなり、血液のサラサラ効果が約3倍となります。
 ただし、あまり血液がサラサラになると、手術やケガで血が止まりにくくなる反面もあります。
 このように「生姜ココア」は生姜とココアが両方とも動脈硬化や高血圧を防ぐ方向に働いて、死に至りやすい心筋梗塞や脳卒中になりにくい「し・な・や・か・な血管にしてくれます。
 最近、循環器系の医療機関のほか、イオンモールなどの大型ショッピングセンターなどにも血管年齢測定機が設置されていますので、「生姜ココア」習慣を始める前と、1ヶ月くらい経ってからの血管年齢を測って比較すると、「生姜ココア」による「血管若返り効果」がはっきりします。
 健康長寿を目指す人は「転ばぬ先の杖(予防は治療に勝る)」を旨とすべしですね!