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【第74節】血糖値が気になる2050万人の皆さん,生姜ココアしませんか?


 厚労省の「平成26年患者調査概況」によると、わが国の糖尿病の患者数は約317万人です。
 しかし、厚労省の「平成24年国民健康・栄養調査結果」の推計によると、糖尿病が強く疑われる人(糖尿病患者またはHbA1c値6.5%以上の人)は950万人、糖尿病の可能性を否定できない糖尿病予備群(HbA1c値6.0%以上、6.5%未満の人)が1,100万人です。
 では、糖尿病のリスクファクター(危険因子)とはどのようなものなのでしょうか。
 それは、高血糖、肥満、運動不足で、これ以外にも高血圧、脂質異常、年齢、家族歴などがあげられます。
 糖尿病を防ぐには、メタボにならない食事、つまり糖質や脂質やカロリーを摂りすぎない食事、血糖値を急激に上げない食事法、それに適度な運動を行うことです。
 そこで、「生姜ココア」が高血糖や糖尿病を効率よく改善するというエビデンス(科学的根拠)のある耳寄りな情報をご提供いたします。
 イランでの人を対象とした研究(Int J Food Sci Nutr, 2014)では、2型糖尿病の人を2群に分け、一方には一日1.6gの生姜粉末、他方には生姜の匂いをつけたプラシーボ(偽薬)を4ヵ月間とり続けてもらいました。
 その結果、プラシーボ群では空腹時血糖値(126mg/dl以上で糖尿病の疑い)が129から145mg/dl、HbA1c(6.5%以上で糖尿病)が8.1から8.6%となりましたが、生姜群では空腹時血糖値が131から122mg/dl、HbA1cが8.4から7.3%になりました。
 つまり、従来の食生活ではどんどん糖尿病を悪化させてしまいますが、生姜をとり入れた食習慣によって糖尿病がどんどん改善してくることがわかりました。
 もう一つのイランでの人を対象とした研究(Iran J Pharm Res, 2015)では、2型糖尿病の人を2群に分け、一方には一日2g(1g×2回)の生姜粉末、他方にはプラシーボ(乳糖)を3ヵ月間とり続けてもらいました。
 その結果、プラシーボ群では空腹時血糖値が155から157mg/dl、HbA1cが7.3から7.32%になり、生姜群では空腹時血糖値が162から142mg/dl、HbA1cが7.4から6.6%になりました。
 この研究でも、生姜をとり入れた食習慣によって糖尿病がどんどん改善してくることがわかります。
 ここで紹介した2つの研究の生姜粉末摂取によるHbA1c値の月ごとの変化をまとめたのが、右のグラフです。
 どちらの研究でも1ヶ月毎にHbA1c値が約0.3%ずつ下がってくることがわかります。
 では、なぜ生姜が高血糖や糖尿病を改善してくれるのでしょうか?
 一般に、食事で血糖値が上がると、それに見合ったインスリンが膵臓から分泌され、そのインスリンが細胞膜(形質膜)にあるインスリン受容体と結合すると、ブドウ糖を細胞内に取り込む命令が出されます。
 この命令を受けると、細胞内部にあるグルコース輸送体4(Glut4)が付いた貯蔵小胞が細胞膜面にやって来て、血中のブドウ糖を細胞内に運び込んでくれます。
 ところが、高血糖の状態ではインスリンの働きが悪いため、インスリン受容体を介した命令がうまく伝わらず、Glut4貯蔵小胞が細胞膜面に出て来られないのです。
 生姜をとると、右図のように、インスリン受容体に働きかけて血中のブドウ糖を細胞内に運び込む命令を出すよう調整してくれるので、Glut4貯蔵小胞が細胞膜面に出て来て、血中のブドウ糖を細胞内に運びこむため、ブドウ糖が細胞内でしっかり燃焼(分解)してエネルギーを作り出すようになります。
 では、ココアにも高血糖や糖尿病を改善する働きがあるのでしょうか。
 フランスでのシステマティックレビュー(文献をくまなく調査し総合的に評価した論文)(Obes Rev, 2016)によれば、ココアに含まれるカカオポリフェノール(フラバノール)がインスリン抵抗性(肝臓・筋肉・脂肪細胞などでインスリンが正常に機能しない状態)を改善して、高血糖ないし2型糖尿病になりにくくします。
 インスリン抵抗性が高い状態では、血中のインスリンが血中にダブついているブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞内に蓄えるため、ますます肥満傾向になります。
 一方、「生姜ココア」にシナモンを加えたり、運動を加えたりすると、より一層高血糖や2型糖尿病になりにくくなります。
 以上のように、「生姜ココア」は生姜とココアが協同して、かなり効果的に高血糖や糖尿病を改善するように働きかけます。
 高血糖や糖尿病が心配な方は、「生姜ココア」をとるようにして、早めに高血糖や糖尿病を改善するようにしましょう!