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【第76節】生姜ココアで素肌美人に! 生姜で美白、ココアでシワ取り


 皮膚は右下図に示すように、表皮・真皮・皮下組織で構成されています。
 表皮の一番上にある角質層は死んで硬くなった角質細胞の集まりで、その後アカとなって剥げ落ちます。
 顔の表皮は0.1mmほどしかなく、およそ28日間かけてターンオーバー(生まれ変わり)しますが、加齢とともにターンオーバーにかかる日数も長くなります。
 表皮の一番下にある基底層は新しい表皮細胞が生まれる場所であり、またメラニンと呼ばれる黒色素が合成されるメラノサイト(色素細胞)が存在する場所でもあります。
 紫外線はメラノサイト(色素細胞)を刺激して、メラニンの合成を促し、シミやソバカスをつくったり、メラニンの点在で肌に茶色のクスミを生じさせたり、真皮の奥の基質(ヒアルロン酸)にまで入り込み、肌のハリや弾力を失わせる、いわゆる「光老化」をも引き起こします。
 肌の色はメラニンの沈着度合いのほか、皮膚の血行(血中ヘモグロビン量)や肌の肌理(光の反射の仕方)などで決まります。
 では、美白成分とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
 シミやソバカスといった色素沈着は、局所的なメラニン量の異常増加によって起こります。
 美白成分のほとんどは、メラノサイト(色素細胞)においてチロシナーゼという酵素がつくられるのを阻害して、メラニンの合成・沈着を防ぐものです。
 たとえば、ビタミンC誘導体、アルブチン(コケモモから抽出)、コウジ酸(麹から抽出)、エラグ酸(イチゴから抽出)、プラセンタエキス(豚の胎盤から抽出)やハイドロキノンなどがあります。
 ただし、ハイドロキノンには、グレープフルーツやレモンなどの柑橘類やキュウリなどに多く含まれる”ソラレン”と同様、「光毒性」があるため、紫外線が当たると敏感肌となって、逆にシミやソバカスを増やしてしまうこともあります。
 これまでの研究で、生姜の主要成分にはメラニンの合成を阻害する、いわゆる美白作用があることが分っています。
 台湾での試験管内(in vitro)実験(Biosci Biotechnol Biochem, 2011)で、生の生姜に多く含まれる“ジンゲロール”は、メラノサイト(色素細胞)においてメラニンの合成を始める際のスイッチの役目をするMITF(MIcrophthalmia-associated Transcription Factor)を減らすことで、チロシナーゼ活性を抑え、メラニンの合成を阻害することを報告しています。
 一方、韓国での試験管内実験(Acta Pharmacol Sin, 2013)や台湾での試験管内実験(Biomed Res Int, 2014)では、生姜を加熱したり、蒸したりすると増えてくる”ショウガオール”がチロシナーゼの調節因子であるERK(Extracellular signal Regulated Kinase)を活性化して、チロシナーゼ遺伝子の発現を抑制し、メラニンの合成を阻害することを報告しています。
 右の図は、ショウガオールが美白成分のアルブチンやコウジ酸よりもチロシナーゼ活性を抑え、メラニンの合成を防ぐ可能性を示しています。
 このように、試験管内実験ですが、生姜の二大主要成分の”ジンゲロール”にも”ショウガオール”にも美肌の大敵であるシミやソバカスを防ぐ働きがあります。
 そういえば、台湾では生姜のエキスや精油を使った製品(シャンプー・リンス・石鹸・ハンドクリーム・入浴剤・マッサージクリーム・歯磨き粉・アロマグッズなどなど)がたくさん売られており、とても人気です。
 ココアについては、皮膚の血行(微小循環)をよくしたり、肌の弾力低下を防いだりして、シワをできにくくします。
 ドイツでの人を対象とした研究(J Nutr, 2006)で、女性を対象に高フラバノール摂取(326mg/日)群と低フラバノール摂取(27mg/日)群に分け、紫外線照射による12週間後の皮膚の状態を比較しました。
 その結果、高フラバノール(一日2杯程度)摂取群では、内因性の光防護(日焼けや光老化を防ぐこと)効果を発揮し、皮膚の微小血流(毛細管血流)を改善し、皮膚の肌理をよくしたり、潤いを与えたりすることが分りました。
 さらに、韓国でのマウスを用いた研究(J Invest Dermatol, 2016)では、カカオポリフェノール(フラバノール)は真皮にあるゼリー状の基質(ヒアルロン酸)が失われることによって起こる光老化(肌の弾力低下)を防ぎ、シワをできにくくすることを報告しています。
 右の写真はマウスに紫外線UVBを照射しても高含量フラバノールのココアを摂取していると肌にシワができにくくなる(写真の右から2番目)ことを示しています。
 なお、ピクノジェノールはフランス南西部海岸の松の樹皮より抽出されるポリフェノールで、優れた抗酸化作用を持っているものです。
 以上から、素肌の美しさをキープした「すっぴん美人女性」になるには、生姜ココアがコスパ最高のドリンクです。