しょうが健康法

正しいダイエット法

オリーブオイル健康法

商品購入

会社概要

T 17
Y 309


【第25節】“しょうが紅茶”は新型インフルエンザを予防するばかりか、その他の抗菌作用も!


  最近、紅茶による”うがい(gargle)”でインフルエンザウイルスへの感染をかなり阻止できるという話を聞いたことはありませんか?
  緑茶や紅茶などに多く含まれるカテキン類は抗ウイルス作用をもっており、その作用は緑茶中のカテキン類(特にエピガロカテキンガレート)よりも、紅茶の製造過程でカテキン類から生成(重合)される紅茶特有のポリフェノール(特にテアフラビンジガレート)のほうが2~3倍強力だと考えられます。
  昭和大学医学部の島村忠勝氏らの研究(感染症学雑誌 1997;71(6):487-94)では、約300人を対象に、市販の紅茶を用いて1日2回のうがいをする群と何もしない群に分けて、A型ないしB型のインフルエンザへの感染率を調べました。
  その結果、何もしない(対照)群の感染率は48.8%だったのに対し、紅茶でうがいをした群の感染率は35.1%で、紅茶エキスによるうがいはインフルエンザを阻止しうる可能性を示しました。
  島村忠勝氏らによる別の研究で、紅茶によるうがいは市販のうがい薬よりもはるかに強力で、うがいに用いる紅茶の濃度は、通常飲む紅茶の1/4~1/10程度で、市販のペットボトル入り紅茶で十分だそうです。
  但し、第17節で述べたように、ミルク紅茶はミルク中のカゼインと紅茶のカテキン類が結合してしまうため、カテキン類の抗ウイルス効果は失われてしまいます。
  ウイルスは、右の写真のように、ギザギザの突起物(スパイク)を表面に持っており、スパイク先端部が人体の細胞表面に吸着・結合することによって、体内に侵入し、有害作用を及ぼします。
  予防接種などでの抗体は特定のウイルスにしか防御作用を示しませんが、カテキン類は、どの型のウイルスに対しても、スパイク先端部をブロックする力を持つとされていますので、新型インフルエンザウイルスの予防策としても有用と考えられます。
  但し、紅茶によるうがいでインフルエンザ感染が100%防げる訳ではありませんし、発症してしまってからの効果は認められていないようです。
  そこで登場するのが”しょうが”です。
  第16節で、”煮詰めたしょうが抽出物”は免疫細胞(単球)のマクロファージを刺激し、その活性を高めることによって、ウイルスに対する免疫力(臨戦態勢)を迅速に高めて、間接的にインフルエンザウイルスの増殖を抑えることをすでにお話ししました。
  それに加えて、特に冷え性の人は低体温により免疫細胞のリンパ球(NK細胞、T細胞、B細胞)の割合が減り顆粒球が多くなり、免疫力が弱まった状態にあります。
  そこで、冷え性の人が”しょうが紅茶”を時々摂って体温を36.5~36.9℃の適温に戻し、また適度な運動をする習慣をつけると、リンパ球の割合が増え、かつ細胞へ酸素や栄養を運ぶための血流も改善して、免疫機能、とりわけナチュラルキラー(NK)細胞の活性が高まり、インフルエンザウイルスへの攻撃性が高まります。
  さらに、“しょうが紅茶”の一口目はうがいに用い、残りはふつうにゆっくり飲むようにすると、”しょうが”の主成分であるジンゲロールが、歯を失う最大原因の歯周病菌(Periodontal bacteria)や、胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori)を退治してくれたりもします。
  これからの季節、インフルエンザ予防に、マスク、手洗いに、是非”しょうが紅茶”も加えてみて下さい。