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【第31節】しょうが(生姜)は花粉症などのアレルギー性疾患の諸症状を緩和・改善する!


  年が明けると、そろそろ花粉症の季節となり、アレルギー市場は製薬メーカー、衛生用品メーカー、家電メーカー、食品メーカーなど、多くの業種が参入してきます。
  多くの人はマスクとサプリメントの併用で何とかしようと思っているのではないでしょうか?
  花粉症の民間療法で最も利用頻度が高いのは「甜茶」、その次が「ヨーグルト」だそうです。
  確かに、甜茶ポリフェノール(GODポリフェノール)には、炎症を誘発するシクロオキシゲナーゼ(COX-2)という酵素の活性を抑えたり、かゆみ・くしゃみ・鼻水を引き起こすヒスタミンの放出を抑えたりする働きがあります。
  ところが、ショウガにはもっと幅広く花粉症の諸症状を抑える働きがあることが分かりました。
  京都薬科大学の山原條二氏らによるラットを用いた研究(Nat Med 1995;49(1):76-83)によれば、ショウガの主要成分であるショウガオール(6-shogaol)にはヒスタミン遊離抑制作用があるため、ショウガオールを時々摂る習慣をつけると、花粉症によるかゆみ・くしゃみ・鼻水が緩和できます。
  一方、津村順天堂の末川守氏らによるラットを用いた研究(日薬理誌 1986;88:263-269)によれば、ショウガオール(6-shogaol)にはアラキドン酸カスケードのリポキシゲナーゼ(LOX)という酵素を抑制し、鼻づまりの原因となるロイコトリエンの生成を抑えます。
  また、ショウガオール(6-shogaol)はアラキドン酸カスケードのシクロオキシゲナーゼ(COX-2)という酵素の生成も抑え、その作用はインドメタシン(サロメチールなどに含まれる消炎鎮痛剤)に若干劣る程度です。
  ここで、アラキドン酸カスケードについて説明しますと、多量の花粉と多量に産生された免疫グロブリンE(IgE)がマスト細胞(肥満細胞ともいう)に結合すると、マスト細胞内にホスホリパーゼA2という酵素が産生され、これが細胞膜や核膜のリン脂質に作用するとアラキドン酸が遊離されます。
  そうすると、アラキドン酸を原料にして、上記のCOXやLOXなどの化学伝達物質(chemical mediators)が滝(cascade)のように生成されて、細胞外に分泌され、炎症の悪化や鼻づまりなどを引き起こします。
  また、マスト細胞は別のルートで顆粒物質のヒスタミンを細胞外に分泌するため、かゆみ・くしゃみ・鼻水などを引き起こします。
  生のショウガを加熱すると増えてくるショウガオール(6-shogaol)には、このようにヒスタミン遊離抑制作用、抗ロイコトリエン作用、消炎・鎮痛作用のすべてを持ち合わせているため、ショウガは花粉症の対症療法に欠くことのできない食材なのです。
  そこで、真冬の鍋料理だけでなく、春の花粉症の季節にも鍋料理やショウガを加熱した料理または飲料を摂ることで花粉症の症状をかなり緩和・改善できると思われます。