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【第47節】しょうが(生姜)は関節リウマチの滑膜の炎症を抑え症状を緩和する!


  関節リウマチ(RA; Rheumatoid Arthritis)の発症には、体質・素因、免疫学的要因、環境要因の3つがかかわっていますが、その原因はまだよく分かっていません。
  ただし、関節リウマチは関節で関節腔を覆っている滑膜が何らかの原因で炎症を起こしてヒダ状に増殖し、軟骨や骨を侵食して行く病気です。
  前節でお話ししたように、1日20gの生の生姜(しょうが)を数ヶ月にわたり、関節リウマチの患者さん28人に摂り続けてもらったところ、その痛みが74%の人で著しく緩和されました。
  ここでは、ヒトの関節リウマチに極めて類似した関節炎をラットに人工的に発症させ、生のしょうが(生姜)による関節リウマチの抗炎症効果を調べた研究がありますのでご紹介いたします。
  エジプト・アラブ共和国にあるマンソーラ大学医学部のFouda氏らによる研究(Basic Clin Pharmacol Toxicol 2009; 104(3):262-71)では、ラットにアジュバント(抗原補強剤)とコラーゲンを局所注射し、徐々に抗原刺激がなされるようにして2~3週間後に関節炎を引き起こし、それに対するしょうが(生姜)抽出物と非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のインドメタシン(Indomethacin)の抗炎症効果について比較しています。
  関節炎を起こしたラットに、しょうが(生姜)抽出物を腹腔内投与すると、上図のように、関節部の軟骨や骨の侵食などの関節破壊が抑えられ、関節炎の重症度を表す総合スコアは用量依存的に低下することが分かりました。
  また、組織学的な変化についても、に示す組織標本のA(正常)、B(関節炎発症)、C(関節炎+しょうが(生姜)抽出物200mg/kg/日)、D(関節炎+インドメタシン2mg/kg/日)から分かるように、しょうが(生姜)抽出物やインドメタシンによって関節炎をかなり抑えることができました。
  しょうが(生姜)抽出物やインドメタシンは免疫細胞(単球-マクロファージ系細胞株)の中で、インターロイキン-1β(IL-1β)、インターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子-α(TNF-α)といった炎症誘導性サイトカインの発現を抑え、関節リウマチにおける炎症反応を防ぐ「消防隊」の役割をします。
  関節リウマチに高頻度に見られるリウマトイド因子は免疫グロブリンGに対する自己抗体であり、この因子(抗体)が自分の関節部を破壊するのです。
  ところが、生のしょうが(生姜)に多いジンゲロールのIgG産生抑制効果は抗炎症薬のインドメタシンに匹敵するにもかかわらず、胃腸を痛めにくいため、今後、生のしょうが(生姜)を摂ったり、生のしょうが(生姜)で患部を擦ったりすることで、関節リウマチの症状緩和に役立つと考えられます。
  やはり、しょうが(生姜)とオリーブオイルと魚の脂(n-3系多価不飽和脂肪酸)は全国70万人の関節リウマチの患者さんには必須の食材であると言えます。