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【第52節】「つわり」症状の緩和にショウガが有効!


  「つわり」は妊婦特有の症状であり、妊娠初期に起こるムカムカ気分、吐き気、嘔吐ならびに様々な身体的・精神的な体調不良を引き起こします。
  つわりの症状や発症期間にはかなり個人差が見られますが、大ざっぱには妊娠4~7週目から始まり、12~16週目で終わります。つわりの主な症状
  つわりの主症状はムカムカ気分を含む吐き気と嘔吐で、妊婦の50~90%の人が経験します。
  特に、悪臭や高温多湿などはつわりを増悪させる大きな要因になり、そのほかに、食べ物を見ただけでも吐き気を催したり、今まで好きだったものが食べられなくなったりといった嗜好の変化も起こります。
  さらに、イライラしたり、気が晴々しない(憂鬱)などの精神的に不安定な状態になったり、普段よりも眠気を感じることが多くなったりします。
  この「つわり」の主症状であるムカムカ気分を含む「吐き気」や「嘔吐」には、ショウガ摂取が効果的であることが、複数の学術論文を総合評価したシステマテックレビューで明らかになっています。
  イタリアのナポリフェデリコ2世大学実験薬理学のBorrelli氏らによるシステマテックレビュー(Obstet Gynecol 2005; 105(4): 849-56)では、ランダム化比較試験という信頼性の高い6つの臨床試験(オーストラリア2論文、タイ2論文、カナダ1論文、デンマーク1論文)の結果を総合的に評価したところ、そのすべての臨床試験で、ショウガ摂取がプラシーボ(偽薬)摂取に比べ、吐き気や嘔吐を抑える効果が高いことを明らかにしました。
  これらの論文の平均的なショウガ摂取は、一日あたりショウガ末250mgを4回摂取しているため、粉末ショウガ1g/日(生ショウガ換算で10g程度)に相当する量で、ショウガ摂取期間は8~20週間でした。
  ショウガの安全性については、ショウガを適量摂取している限り、妊娠中のショウガ摂取がその後の妊婦や胎児の異常につながるといった副作用はないということです。
  昔からビタミンB6が、つわりを緩和するために点滴などに入れて使われますが、吐き気緩和に対するショウガの効果はビタミンB6よりも大きいとの報告があります。
  なお、ショウガとビタミンB6が「吐き気」や「嘔吐」を緩和する効果については、オーストラリアの西シドニー大学補完医療医学研究センターのSmith氏の解説(Evidence-Based Nursing 2010; 13(2): 40)で詳しく述べられています。
  「吐き気」や「嘔吐」は、胃腸に多く存在するセロトニンという神経伝達物質が胃腸の筋肉を必要以上に収縮させることが原因で起こります。
  ところが、ショウガの主要成分であるジンゲロール(gingerol)やショウガオール(shogaol)には抗セロトニン作用といって、過剰に分泌されたセロトニンの働きを抑えるため、「吐き気」や「嘔吐」を起こしにくくすることができます。
  通常の「乗り物酔い」にも、ショウガ摂取が役立ちますので、「乗り物酔い」しやすい人は、是非、ショウガの効果を確かめてみてください。