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【第6節】しょうが(生姜)は乗り物酔いに有効!


  ショウガの主成分であるジンゲロール(6-,8-,10-gingerol)やショウガオール(6-shogaol)には、胃腸での消化不良を改善したり、消化管などに存在する生理活性物質セロトニン(Serotonin)が消化管粘膜内にあるセロトニン(5-HT3)受容体や延髄にある嘔吐中枢を刺激して、吐き気(Nausea)や嘔吐(Vomitting)を引き起こすのを抑えたりする働きがあります。
  そのため、ドイツのコミッションE(薬用植物評価委員会)では、消化不良と乗り物酔い(Motion sickness)に対するショウガの効果を承認しています。
  台湾(台北)にある国立ヤンミン大学病院のLien氏らによるランダム化交差比較試験(Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol 2003;284(3):G481-9)では、13人の被験者が粉末ショウガ1,000mgまたは偽薬をとった場合に、回転体を見つめていると、回転体が動いている感覚と自分が動いているような錯覚が起こり、次第に乗り物酔いの症状を起こしてきます。
  しかし、ショウガをとった場合には、偽薬をとった場合に比べ、吐き気を催しにくくなり、またその回復も早まることを明らかにしています。
  オハイオ州(アライアンス)にあるマウントユニオン大学のClayson氏らによるランダム化比較試験(Lancet 1982;1:655-7)では、乗り物酔いしやすい4~8歳の小児28人に、粉末ショウガ250mgを昼間、4時間おきに2日間とらせたところ、抗ヒスタミン薬のジメンヒドリナート(Dimenhydrinate)よりも酔い止め効果が高いことを報告しています。
  結局、ショウガは平衡機能への血液循環をよくし、めまいなどの平衡機能の乱れを抑えたり、セロトニン(5-HT3)受容体や延髄の嘔吐中枢の感受性を弱めたりして、制吐作用を発揮します。
  しかし、その効果はショウガの摂取条件、酔いやすさや体調・気分といった個体条件、あるいは外界からの刺激の質・強さ・持続時間といった刺激条件などによって異なってきます。
  ショウガで乗り物酔いを防ごうとする際は、旅行などで乗物に乗る1~2日前から、それが終了するまで、ショウガ湯などでショウガを時々とるようにしてください。
  その際、ショウガの摂取量は生2.5gを一日4回程度、もしくは粉末250mgを1日4回程度とします。
  ショウガのほかに、チューインガムを噛んだり、サングラスをかけたり、遠くをみていたり、バスであればその中央付近に座ったり、あるいはカーブでは曲がる方向に少し上体を傾けたりすると、さらに効果的です。