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【第71節】花粉症の人は早めに「生姜ココア」習慣を始めましょう!


 【第31節】および【第32節】でお話ししましたように、生の生姜に多く含まれているジンゲロールは花粉症やアレルギー性鼻炎といったⅠ型アレルギーの悪の元凶である免疫グロブリンE(IgE)抗体の産生を抑えます。
 また、生の生姜を加熱ないし蒸すと増えるショウガオールはマスト細胞(肥満細胞)においてアレルギー症状を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンといった化学伝達物質の放出を抑える働きがあります。
 つまり、生姜の二大健康成分のジンゲロール、ショウガオールとも、花粉やハウスダストなどによるⅠ型アレルギーの症状緩和に効果があります。
 これに加えて、スペインでの研究(Pharmacol Res, 2012)では、ラットにアレルゲン(OVA)を付加した際、カカオ高含有の食事(cocoa)を4週間与え続けた場合、ふつうの食事(reference)を与え続けた場合に比べて、右図のように IgE抗体の産生を大幅に抑えることが報告されています。
 IgE抗体の産生を抑えるためには、リンパ球であるヘルパーT1細胞(Th1)とヘルパーT2細胞(Th2)のバランスを、(Th1)(Th2)の状態から、(Th1)(Th2)の状態にする必要があり、それには少なくとも3週間くらいはかかります。
 カカオに多く含まれているカカオポリフェノール(フラバノール)はインターロイキン-10(IL-10)というサイトカインの産生を抑えることによって、IgE抗体をつくるように促すヘルパーT2細胞(Th2)の機能を落とし、(Th1)(Th2)の状態にもって行きます。
 なお、2種類のヘルパーT細胞のバランスを整え、IgE抗体の産生を抑えるヨーグルトとして、カルピスのL-92乳酸菌や森永乳業のビヒダスBB536などがあります。
 このように、花粉症の人は、花粉症が始まる少なくとも1ヶ月前、つまり2月頃から始まるスギによる花粉症に対してはお正月の頃から、「生姜ココア」や花粉症に効果のあるヨーグルトを摂り続けると花粉症の症状がかなり抑えられます。
 発症してしまってからでも、それなりの効果はあります。
 毎年、花粉症に悩んでいる人は是非、試してみてください。
 また、周りにそのような人がおりましたら、その人にも「生姜ココア」を教えてあげてください。






【第70節】生姜はあなたの大切な肝臓を守ります!


 肝臓は沈黙の臓器といわれ、肝臓に異常が起きてもなかなか気づきません。
 そもそも肝臓の主な働きは、①有害物質の解毒、②糖質(グリコーゲン)の貯蔵、③タンパク質の合成です。
 肝臓の病気の主な原因としては、ウイルス、アルコール、肥満があげられます。
 肝臓病の原因の約80%はウイルスで、C型肝炎やB型肝炎などです。
 アルコール性の肝臓障害は約10%で、お酒の飲み過ぎです。
 特に、アルコール代謝の途中で生じる毒性の強いアセトアルデヒドによって肝臓の組織に異常が起こり、肝線維症、肝炎、肝硬変に繫がります。
 しかし、最近では肥満や糖尿病などが原因の「非アルコール性脂肪肝」(NAFLD=Non-Alcoholic Fatty Liver Disease)が増えてきており、この約10%が「非アルコール性脂肪性肝」(NASH=Non-Alcoholic SteatoHepatitis)に移行する可能性があり、さらに肝硬変や肝がんへと移行するおそれがあります。 
 最近のイランでの人を対象とした研究(Hepat Mon, 2016)では、「非アルコール性脂肪肝」の人を2群に分け、片方の群には生姜粉末を朝食時1gと夕食時1g、もう片方の群にはプラセーボ(偽薬)をそれぞれ3ヶ月間摂り続けてもらいました。
 その結果、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)やAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)といった肝機能障害を表す指標がプラセーボ群に比べ、生姜群で有意に低下しました。
 つまり、生姜群のALT(基準値4~37[IU/L])は36.6→30.5に、AST(基準値9~32[IU/L])は36.0→31.7になりました。
 このように、一日2gの生姜粉末は、肥満や糖尿病などが原因の「非アルコール性脂肪肝」の改善に効果があることが分りました。
 そのほか、動物実験ですが、生姜はコレステロール改善薬の「アトルバスタチン」による肝機能障害や解熱鎮痛薬の「アセトアミノフェン」による肝機能障害、あるいは「鉛」による肝機能障害から肝臓を保護することも分かっています。
 なお、過度の飲酒をする人は、アルコールによる肝機能障害に敏感なγ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)(基準値0~50[IU/L])が高くなります。
 このように、肥満の人、血糖値の高い人、偏食(タンパク質不足)などの人は、食事内容の見直しと、生姜習慣あるいは生姜ココア習慣を実践してみてはいかがでしょうか?






【第69節】認知症が心配な人は生姜やウコンを食べなさい!


 人は誰でも加齢とともに、もの覚えが悪くなったり、もの忘れがひどくなったりしてきますが、これは単に脳の老化によるものです。
 認知症は加齢による「もの忘れ」とは異なり、脳の神経細胞が傷害されるために起こる症状で、日常生活や社会生活に大幅な支障を来します。
 これまでアルツハイマー型認知症は認知症全体の半分程度といわれてきましたが、厚労省によると、最新の推計では68%にのぼるということでした。
 つまり、認知症の患者さん462万人(2012年の厚労省推計)のうち、約315万人がアルツハイマー型認知症なのです。
 拙著『病気にならない! 生姜ココア健康法』の70頁に記してありますが、アルツハイマー型認知症の原因となる「アミロイドβ(ベータ)タンパク質」は認知症が発症するおよそ25年前からつくられ始め、徐々に蓄積してきます。
 米国での研究(J Altern Complement Med, 2007)では、アミロイドβタンパク質による傷害から神経細胞を保護すると考えられるハーブ27種類のうち、神経保護効果の高いハーブ2種類を見出しました。
 その2種類とは、下図のように、生姜(Zingiber officinale))とウコン(Curcuma aromatia))で、この2種類はアミロイドβタンパク質による神経細胞(一次ニューロンなど)の傷害をかなり抑えることがわかりました。
 この図で、はアミロイドβタンパク質が存在しない場合、はアミロイドβタンパク質があるのにハーブを加えていない場合の細胞傷害度を表します。
 ご存知のようにアルツハイマー型認知症ではアセチルコリンという神経伝達物質の量が少なくなっています。
 インドでの研究(Indian J Exp Biol, 2014)では、生姜はコリンエステラーゼという酵素によってアセチルコリンが分解されるのを抑えることで、脳内のアセチルコリンの量を増やして認知症の症状を抑える「コリンエステラーゼ阻害薬」と同じ効果をもっていることを報告しています。
 しかも、生姜はアミロイドβタンパク質の蓄積も抑えるため、アルツハイマー型認知症に対する副作用のない優れた機能性食品といえます。
 エジプトでの研究(J Neuroinfect Dis, 2014)では、生姜はコリンエステラーゼ阻害薬の一つである「リバスチグミン」と同様、アルツハイマー型認知症による神経変性を緩和する働きのあることを報告しています。
 結局、生姜がアミロイドβタンパク質の蓄積を抑えたり、アルツハイマー型認知症の症状の進行を抑制したりするので、生姜はアルツハイマー型認知症の予防や進行抑制に効果的といえます。
 さあ、皆さ~ん、アルツハイマー型認知症にならないためにも、大切な人に迷惑をかけないためにも、今からでも遅くはありませんので、生姜ココア習慣を始めませんか?






【第68節】「生姜ココア」習慣で、あなたも健康長寿へ


 2016年10月29日、NHKスペシャルという番組で「あなたもなれる健康長寿徹底解明 100歳の世界」が放映されました。
 日本で100歳を超える高齢者(センテナリアン)は65,692人で、これらの人には以下の3つの特長があるそうです。
 一つは「慢性炎症のレベルが低い」ことです。
 急性炎症は傷を受けた時に一時的に腫れ上がる生体防御反応ですが、慢性炎症は細胞の老化や免疫応答の低下による自覚症状のない弱い全身性の炎症です。
 感染症など自覚症状のある急性炎症が認められずに血液検査のCRP(C反応性タンパク)値が基準範囲0.3mg/dlを超えている場合には慢性炎症が考えられます。
 慢性炎症が長期間続くと、糖尿病、動脈硬化、心疾患、肺疾患など様々な病気につながって行きます。
 中国での人を対象とした研究(Journal of Food & Nutrition Research, 2016)ですが、生姜がCRP値を下げて慢性炎症を抑えるかどうかについて、過去の5つの論文を総合的に評価しています。
 それによると、一日に生姜粉末1~3g(生では10~30g)を摂る習慣は、CRP値を確実に下げることが分かりました。
 たとえばCRP値が高い肥満の男性が毎日生姜粉末1g(生では10g)を10週間摂り続けると、CRPが27.6%も下がることが報告されています。
 このほか、生姜は中性脂肪や悪玉コレステロールやヘモグロビンA1c(HbA1c)を下げ、善玉コレステロールを高める働きもあるため、メタボ体質の人は、習慣的に生姜を摂ることを強くオススメします。
 二つめは「微小循環が活発である」ことです。
 微小循環は体内の毛細血管で起こっている目に見えない血流のことで、末梢の細胞や組織に溜まった老廃物を速やかに取り除く働きがあります。
 この微小循環を活発にするのが、ココアや筋肉運動です。
 ドイツでの人を対象とした研究(Journal of Nutrition, 2006)では、ココアポリフェノール(フラバノール)が皮膚表面に近い毛細血管を拡張し微小循環を活発にして、手足の冷えを改善したり、日焼けやシワを防ぐといった美容効果を報告しています。
 三つめは「社会貢献につながる活動をする」ことです。
 私利私欲のための活動ではなく、世のため、人のための活動をすることによって、生き甲斐を感じるようになると、慢性炎症を引き起こす「CTRA遺伝子群」の活性が抑えられ、健康長寿につながります。
 結局、「生姜ココア」習慣(+運動)を続けながら社会貢献につながる生活をすることが「健康長寿の秘訣」と言えます。
 「生姜ココア」習慣と運動(起伏に富む道の散歩30分間)のせいか、私の母もボケずにあと1年足らずでセンテナリアンの仲間入りで~す。